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日本人の基調にある縄文という文化

日本列島に人が住み始めたのは10万年から20万年前といわれている。そして一番古い土器のカーボン測定は1万2千年前であり世界で最も古いのである。メソポタミアなどの古い土器でも8千年くらい前であるからその古さが分かる。この事実を知る日本人は非常に少ない。原日本人は古モンゴロイドである縄文人であったことは間違いがない。その縄文人は基本的に狩猟採集の生活であり、稲作がもたらされたのは、たかだか2千3百年くらい前の出来事である。それは中国の真ん中あたりの地方から九州に渡来した弥生人という新モンゴロイドという人種で、顔はのっぺりし手足も短いもので縄文人とは大きく違っている。それらが東征して大和地方まで来て朝廷を作って日本を統一したのである。人類学的にも、関西圏の人間は朝鮮や中国中南部の人間の方に近い特殊なものだという結果が出ている。現在、縄文人の名残りは少数のアイヌや沖縄に多く見られる。 過去には関東や越後、東北の蝦夷(えみし)、九州の隼人や熊襲と呼ばれる人々に縄文人は多数いたが、ついには北海道と沖縄という南北両極端の地に追いやられたのである。大多数の日本人は縄文人と弥生人の混血となっていった。

長い狩猟採集文化を持っていた縄文人の文化の名残は、世界でも特殊な生の魚を食べる刺身であるとか、土器を利用した鍋料理の多様性に色濃く残されている。これらは正に日本に独特の食文化である事は間違いがない。日本が農耕国になったあとでも、縄文的な文化は現代にいたるまで濃厚に残っている。しかしながら記紀神話に見られるように、弥生人による縄文人の征服の正当性が作られた事によって、原日本人に古くからあった神々や信仰は変造が余儀なくされていったのであり、明治維新の天皇を神とする国家神道によって大きく歴史が歪められる結果になった。わが国ははるか昔から天皇という一族が支配する神の国という、江戸時代の国学者である平田篤胤の平田神道をもとにした思想で国家神道が作り上げられたのである。これらの天皇神話は作り上げられたものにすぎず、本来の意味での日本というものの歴史の上では単なる短い期間の出来事に過ぎない。日本人の原点は天皇ではなく、それよりはるかに古い縄文人の文化にあるのである。鬼とか天狗、マタギなどというものは全て縄文人の事であったのである。宗教的にもアイヌの思想と同じ、死んでもあの世に行ってまた生まれ変わってくるという思想が仏教の中にも受け継がれてきている。

小生も最近まで日本語はモンゴルや朝鮮などと同じのウラルアルタイ語系と信じてきたが、新しい学説では違う事が言われ始めている。それは日本語の中にアイヌ語が色濃く残っている事から、純粋のウラルアルタイ語ではなく、本来はアイヌ語のような抱合語から進化したのではないのかという説が有力視されている。金田一京助によるアイヌ語の分析は大きく間違っている可能性が出ているのである。過去に正しいと思われている事を学者は疑う事をしないで、逆に違う説が出て、それが正しい場合でも否定してしまう。自分の過去の仕事の全てが否定されるという危機感から真実を見なくなるのである。これは日本の学者に異常に多く見られる。新しい創造的な学問が少ない理由はそこにある。政府に都合の良い御用学者ばかりが増えているのは補助金政策の大弊害である。自由な発想で真実を見る事や、それを認めるという社会にすることはとても大事なことなのである。

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